シングルレバー水栓の下部より水漏れがあり、見積もりのご依頼をいただきました。既存の水栓はMYM製でしたが、平成２０年２月末にMYM（株式会社喜多村合金製作所）が水栓事業をKVKに事業譲渡し、KVKが一部、後継部品等を提供しています。しかし、この水栓は細かい部品の提供はなく、シャワーヘッドやメタルホース一式を交換する必要がありました。仮にシャワーヘッド一式を交換しても、残っている他の部品も15年経過している為、近い将来また不具合を起こす可能性もあります。後々に別の部品交換をすることを考えると、少し費用を上乗せする形で新しい水栓に交換したほうが良いというご判断をお客様からいただきました。
またこの現場は分譲マンションであり、他の部屋でキッチン水栓下部からの漏水により、下階にまで漏水がまわってしまったという事例があり、マンション全体に通知されたそうです。
もちろん使用頻度によって劣化具合は変わるかと思いますが、１５年～２０年以上経過する場合、水漏れ等のトラブルを防ぐ為、適切なタイミングで交換することがおすすめです。